父親に還暦祝い旅行をプレゼント!ちゃんちゃんこなしでお祝い

皆さんこんにちは、Kasumiです!
2024年の12月に行った私の父(パンチ佐藤)の還暦祝い旅行についてお話していきます。

私のInstagramにて、父の還暦についての投稿をすでにご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれません。

ご旅行に限らず、ご家族の還暦祝いで迷っていらっしゃる方も多いと思いますので、ぜひこちらの記事を参考にしていただきたいと思います!

目次

今回の還暦祝いは、なかなかに盛大に行いました。
その理由としてはいくつかありますが、何よりも「60歳」「還暦」という節目は私の父にとってとても大切なものでした。

というのも、私の父方の祖父は59歳で、還暦を目前に天国に旅立ちました。
この「59」という数字を超えるのが、長年父の大きな目標だったのです。

この記録に並び、そして抜かなければいけないんだ!と日々鼻息荒く意気込んでいましたが、そこら辺の20代より元気な父、家族の中で59を超えられるカナ????と心配するものは、誰一人としていませんでした。

還暦を迎える5年前の55歳、その時から用意していた赤いちゃんちゃんこではなくオーダーメイドスーツ。
そしてイタリアマフィアに憧れた親父の末路、銃のおもちゃや葉巻などの小道具たち(記念写真用)

娘の私はこの還暦祝いに対しての圧力を前から感じ取っていたのです…
これは一人娘として、しっかりとお祝いをしてあげないとな…ということで立ち上がりました。

そもそも日頃から記念日を大切にする佐藤家なのですが、そうでない方でも還暦のタイミングは両親にプレゼントをしやすいタイミングではないでしょうか!

さて、前置きが長くなってしまいましたが、まずは還暦祝いの旅行をお話ししていきたいと思います。
今回の旅は、1泊2日の旅行でお宿がメインです。

父の誕生日の前日、神奈川の実家から両親と私と夫(D地)の4人で車で出発しました。
父は血糖値が下がると(つまり空腹)棘が出てくるので大切なのは腹ごしらえ。
まずはお昼をいただきに、箱根まで車を走らせました。

今回の旅行はお宿の関係上、我が家のダーナ王子(規格外チワワ)はお留守番でした泣
一緒に連れていってあげられなくてごめんよ…と胸苦しかったですが、大好きなお友達の家で大好きな人に甘えている姿を見てどこでもこやつはやっていけるなと確信に変わりました。

夜はお宿でイタリアンをいただくことが決まっていたので、より美味しくいただけるように軽いもの、そして健康志向の両親が喜んで貰えそうな「知客茶家」さんでお昼をいただきました。

ランチの予約の場合、3,290円の「松風コース」のみだったのでこちらにしましたが、精進料理なのに満足度がとても高く、毎日豆腐で生きているわ(安易)と思えたほどでした。

かつては別荘として使われていた建物、外観はもちろん内装も重厚感があり、何より明るく親切な女将さんがお料理の説明をしてくださったりとても嬉しかったです。

私たちは今回車で行きましたが、箱根湯本駅からも近いため電車利用の方でも行きやすいと思います。

食事後は少しだけ箱根の街を散策、写真撮影をしてお宿へと早速向かいました。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、既にこの時から赤い洋服を着ている父。

還暦当日の1週間前から赤いアイテム(還暦の圧力)を身に付けていました。

店舗名知客茶家  (しかぢゃや)
住所〒250-0311
神奈川県足柄下郡箱根町湯本640
アクセス箱根湯本駅より徒歩6分
営業時間11:00~15:00(L.O.14:15)
16:30~19:30(L.O.18:45)
定休日毎週火曜は15:00まで営業
毎週水・木曜日(祝日の場合は営業)
お問い合わせ0460-85-5751
予約予約は2日前までにお電話にて
席数45 席
1階 自由席23席 / 2階 予約席22席
個室貸切
要予約
駐車場
5台
クレジットカード
VISA・JCB・Mastercard
ホームページhttp://www.shikajaya.com/index2.html

「予約をしなかったので入れなかった…」なんてことは佐藤家では御法度!なのでもちろん数日前からお電話で予約して伺いました(もう仕事なのよ)

今回の還暦祝い旅行でお世話になったお宿は、伊豆は土肥にあるLOQUAT西伊豆です。

こちらは以前、母の誕生日で宿泊したことがあったのですが、旧家をリノベーションされた雰囲気があまりにも素敵でまた機会があれば、と思っていたお宿でした。

1日3組限定の旧邸宅なのですが、今回は両親と私と夫と、4人の宿泊だったので「Villa SUGURO(勝呂邸)」という一棟貸しのお部屋を予約しました。

お宿に少し早く到着

箱根から車を走らせること約1時間、ついにお宿に到着しました。

少し到着の時間が早かったのですが、快く案内をしていただきチェックインの時を待ちました。
こちらはお食事だけを楽しめるレストランもあるので、ランチを利用されている方が何組かいらっしゃいました。

チェックインを待つ間にジェラートとコーヒーをいただきましたが、こちらのジェラート、保存料・香料・着色料などの人工添加物の不使用で、お宿に宿泊中はなんと食べ放題なのです。
いざ食べ放題と聞くと食べられなくなるのはアラサーだからでしょうか、知覚過敏も辛いところです。

フレッシュでさっぱりとしたジェラートと濃ゆいコーヒーが体に染みました。

住宅地に聳え立つ別邸のお部屋「Villa SUGURO」へ

お宿の方に本館から車で送っていただくこと3分、今回宿泊する別邸「Villa SUGURO」に到着しました。
築100年の古民家をリノベーションし、180平米を超える客室、その迫力に心が高鳴りました。

お部屋には露天風呂と密かに楽しみにしていたハマム浴(枇杷の葉蒸し)、冷凍庫にはジェラートが盛りだくさん、お飲み物も充実してますがオールインクルーシブ、つまり宿泊費に含まれます。

早速一番風呂に入ったかと思ったら、腕を組みながら外を見ている父、一体何を想うのか。

サプライズメッセージ上映

夕食は18時。それぞれ入浴を終え、まったりした時間が流れていましたが、ここでサプライズ。
今回のために温めていたビデオメッセージを父にプレゼントしました。

こちらのビデオメッセージ、私が父の友人やお世話になっている方々に連絡をとりお祝いメッセージを送っていただき作成しました。

皆さんはご両親のお友達の連絡先を知っていますか?知りませんよね(ウインク)
私も知りませんでした。

ということで、11月は父のFacebookからInstagramから皆さんに連絡を取り、1ヵ月間スパイ活動をしてきたわけですね。
連絡先が見つからず会社まで連絡させていただいた方もおります…その節は本当にすみませんでした…

なかなか連絡が取れず、動画をいただけなかった方もいるのですが、最終的に約20名の方々からお祝いメッセージをいただくことができました。本当にありがとうございました!

動画の最後は、父方の祖母、そしてその後にAIを使って59歳で天国に旅立った祖父からもメッセージをもらいました。

その一部始終を動画に収めていたのですが、キラリと光る何かが父の目から見えて、サプライズは大成功やな!!(エセ関西弁)と大満足の娘でした。

しかし、その後父から出た言葉が…

ー食欲がないー

私が生まれて父のことを見てきた59年間、”食欲がない”と言う単語は1度も聞いたことがありませんでした。
どうしたどうした?とざわつく家族。

本人も分からない、けれど食欲が無い、の一点張り。
そうこうしている間にお部屋のチャイムが鳴り夕食のレストランなある本館への送迎が来てくださいました。

山海に囲まれた西伊豆の食卓

ディナーは母屋にあるレストラン、タケル・クインディチ西伊豆にて。

メニューにはシンプルに素材の名前が書かれており、どのようなお料理が出てくるのだろうと想像力をかき立てられます。
伊豆エリアの食材をメインに取り入れられていて満足度は高いのにお腹がいっぱいで苦しい…なんてことはなく、お部屋に入ったらすぐに温泉に入れるぜ!と思える心地よさ。

せっかくのお料理を目の前に、美味しい!と言いながらもD地に自分の分をシェアする父…
一体どうしたのだろう。

そしてデザートにはバースデープレートを用意してもらいましたが、そのプレートにHappy birthdayと共に書かれている父の合言葉ある”Dynamite!!”。皆で記念写真も撮りました。

意味不明だろうなと思いながらも、恥を捨てて無理やり”Dynamite!!”を入れていただけるようメールでお願いしました。

夜の時間

母と一緒に夜風を感じ入る露天風呂はそれはそれは格別でした。
温泉から出ると、父とD地とお酒を飲みながら、ワイワイ話してる姿を見てふっ、と力が抜けました。

自分と合うのはもちろん、自分の両親となるべく良好な関係を築いて欲しいなと思うので、結婚って本当に難しくて複雑なものだよなあと考えながらその姿を眺めていました。(結婚、恋愛についてまた違う記事でお話させてくださいまし)

そして父曰く、この食欲のなさは燃え尽き症候群だと言うことでした。
60歳が1つの区切りだったので、きっと力が抜けたのでしょう。

しかし人生100年時代、燃えつきてもらってはまだまだ困りますね。
力を抜きながら余生を楽しんで欲しいものです。

翌日の朝

ついに誕生日を当日を迎えた朝ですが、日課である朝の散歩から父がなかなか帰ってこない…
何かあったのではと心配になる私たちのもとに父から道に迷ったとの連絡が。

D地が車で探しに行ってくれ無事帰還しましたが、60歳になった途端こんなにも急に歳をとるのか勘弁してくれよと私と母から責められる誕生日当日の朝でした。

D地により父発見

朝食はお部屋で用意をしてくださり品数の量や盛り付けの美しさに王様気分。
忘れられない一泊2日を過ごせました。

お宿名LOQUAT 西伊豆
住所〒410-3302
静岡県伊豆市土肥365
お問い合わせ0558-79-3170
予約予約サイト
部屋数1日3組限定
駐車場有り
13台:無料
ホームページhttps://loquat-nishiizu.jp/

これで終わるかと思いきや、まだ終わらないのです、還暦お祝い。

車で神奈川の実家に戻り、各々衣装替え。
ここで出ました、父のオーダーメイドの赤いスーツ。この赤いスーツを着て写真撮影をしてあげたいが為に、祖母を誘いイタリアンの名店、広尾はビスボッチャへ。

広尾から徒歩8分。キラキラと装飾がなされている門構えのビスボッチャ。
門をくぐるとそこは空間が変わったような不思議な感覚に。まさに、イタリアが待っています。

この季節ならではのいちごとブラータチーズから始まり、井上料理長の“気持ち”がふんだんに乗ったキャビアの冷製パスタ、そして父の大好物、ティーボーンステーキで締めました。

そしてバースデープレートにはイタリア語でBuon compleanno!(お誕生日おめでとう)とかかれており、これは祖母がペロリ。
本当に親子揃って元気だこと。
最高なバースデーディナーになりました!

しかしここで問題が。“小道具はいつ出しますの?”

お店は満席御礼、なかなか目立つ格好で来た父。
ここで銃のおもちゃやパイプを出すのは厳しいか…?(つづく)

店舗名RISTORANTE LA BISBOCCIA
住所〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿2-36-13 広尾MTRビル1F
アクセス広尾駅より徒歩10分
営業時間月曜~土曜 17:30 – 23:00(L.O. 21:30)
定休日日曜日
お問い合わせ03-3449-1470
予約お電話 or 予約サイト
座席100席
駐車場なし
ホームページhttps://labisboccia.tokyo/
※おもちゃの銃です

ーやりましたー

人目を気にしながら、一瞬の隙を見計らって撮りましたよこの写真を。

写真を撮る私もこの一瞬の隙を逃すまいと必死。
一体何をしているのだろう、お酒が飲めない私もこの時ばかりはアルコールが必要だと感じました。

最後は井上料理長の計らいで厨房の入り口で皆さんと記念写真。
クリスマスシーズンでお忙しい中、シェフの皆さんは一瞬手を止めて集まってくださり、とっても嬉しかったです。
ビスボッチャの皆様、本当にありがとうございました!

こんな感じで父の還暦祝いが終わりました。

親が元気に生きている間にやれることをやれる範囲でやる、をモットーに生きている私の備忘録になってしまい参考にはなることがはたしてこの記事の中にあったのかは不明ですが…

最後まで読んでくださりありがとうございます!

父(P佐藤)目線の還暦祝い旅行の感想が気になる方はぜひこちらから

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